PSVRフリークブログ

PSVRをきっかけにCS機のゲームに戻ってきたなんちゃってゲーマーがPSVRに関する気になる情報やプレイしたレビューなどを発信します。

【PlayStation VR】 Until Dawn: Rush of Blood レビュー

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「プレイヤーはコースターに乗り込み、 PS4用ホラーアドベンチャーゲーム『Until Dawn -惨劇の山荘-』の世界をテーマにしたお化け屋敷へと進んでいく。」

凄く怖いです。ビビりまくりで精神ごりごり削られます。 ホラー・シューティング・コースターとVRに相性の良い3要素でつまらない訳がないですね。 楽しい!けど、めっちゃ疲れる!

そんな Until Dawn: Rush of Blood をレビュー。

概要

  • 販売形態: ダウンロードのみ
  • 日本販売:あり
  • 発売日:2016/10/13
  • 価格:2,160円
  • ジャンル:ホラーシューティング
  • プレイヤー: 1人
  • VR: 専用 CERO:Z(18才以上対象)f:id:knobiii:20161227164006j:plain
  • コントローラー:DUAL SHOCK 4/ Move2本

ゲームシステム

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トロッコに搭乗して、現れる的や敵を両手に持った銃で撃ちまくる。 やることはすごくシンプル。 両手に持った銃はハンドコントローラーであるMove2本を使えばすごく感覚的に扱えるため、 深いことを考えずともプレイできる。

銃はハンドガンを基本として、ショットガンやリボルバー、マシンガンやグレネードまである。 銃はステージ上にアイテムとして配置され、撃ちぬくことで手に入れることができる。 ハンドガン以外は弾数制限があり、ハイスコアを狙ったり高難易度に挑戦するなら、効率的な運用が求められる。 例えば左手に特殊な銃を手に入れ、右手はハンドガンのまま運用し、 雑魚への対処は弾数制限の無くリロード頻度も低い右手ハンドガンで行い、 ボスの弱点が露出したタイミングで両手で最大火力を用いる、などだ。 とはいえノーマルモードではそんなことを考えずともクリアできるのでシューティング初心者でも問題なかった。

1ステージ10~15分程度のステージ制となり、適度にぐったりしたタイミングで終えることができるので、 ホラーやシューティングがダメという人でも負荷を抑えて1ステージずつ進めることができる。

ホラーの質としては、忍び寄る恐怖というよりは脅かすようなビックリ系の演出が多め。 敵が出てくると敵を倒すことに意識が行くためさほど怖くないが、 何も出てこない間の方が怖かったりする。

ストーリーはあって無きようなもの。 筆者は前作である「Until dawn 惨劇の山荘」はプレイしていないのだが、ストーリーはわかったようなわからないような。 前作プレイ済みであれば、繋がりや小ネタは各所に散りばめられているとのこと。

操作

このゲームをプレイするにはハンドコントローラーのMoveを2本用意するのを断然オススメする。

DS4でもできるは出来るのだけど、Moveでは左右2丁拳銃が可能だけど、DS4では1方向にしか撃てない。 また、Moveのトリガーがいい感じに銃に錯覚させるため、銃を持ってる感覚を強く感じる。 個人の感想を述べている箇所はMove2本利用をした場合の感想です。

DS4での操作
操作 ゲーム中での動作
R1 右手の銃をリロード
L1 左手の銃をリロード
R2 右手の銃を撃つ
L2 左手の銃を撃つ
右スティック 右手の銃の向いている方向を微調整
左スティック 左手の銃の向いている方向を微調整
コントローラーの位置トラッキング 両手の銃の方向の操作
頭の位置トラッキング 迫り来る板や壁を避けるなど
PS Move 2本での操作
操作 ゲーム中での動作
右Moveボタン 右手の銃をリロード
左Moveボタン 左手の銃をリロード
右トリガーボタン 右手の銃を発射
左トリガーボタン 左手の銃を発射
右Moveコントローラーの位置トラッキング 左手の銃の方向の操作
左Moveコントローラーの位置トラッキング 右手の銃の方向の操作
頭の位置トラッキング 迫り来る板や壁を避けるなど

酔いやすさ

※筆者は酔いにくい体質の為、主観的情報は参考になりません。基本的に客観的情報をまとめています。

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酔いやすさは、トロッコ搭乗による強制移動の為、 他の主観移動ゲームに比べると比較的酔いにくいが、酔う人は酔うだろう。 ジェットコースターのようなアップダウンの挙動があり、ふわっとした落下の感覚はダメな人はダメだろう。

グラフィック

ロンチでピカ一のグラフィックを誇るロンドンハイストや、後発のバイオ体験版などには劣るが、 ロンチ組のなかでは平均より良いグラフィックであると言える。

また、明るい絵作りだとテクスチャの粗などがわかりやすいが、 ホラーの特性として画面が暗く、陰影さえしっかりとあれば良く見えるというのもあり、 恐怖を感じるのには十分。

一応PS4プロに対応しているということだが、他の対応ソフトと比べると、対応はわかりにくいかもしれない。 若干陰影が協調され、配置されたオブジェクトの判別も付きやすくなっている…気がする、うーん。

ボリューム

1ステージ10~15分×7ステージのため、ひとつの難易度でのクリアまでは死なずにスムーズにいけば 2時間はかからないはず。自分はちょいちょい詰まったりしていたのでもうちょっとかかった。

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やりこみ要素として、まずはスコアアタックがある。ランキングはローカル、フレンド、ワールドと用意され、 ポイントを競うことができる。 さらに、各ステージには20個のピンとシークレット開放用のオブジェクトが配置されており、 それらを探して集めるという要素もある。 ステージは切り替え器などで分岐されていて全てのコースを走破するなら少なくとも数回はプレイする必要がある。 (最終的にはある程度の処で合流するのではあるが。) シークレットの方は全てのステージで解放すると、真エンドのムービーが用意されているとか?

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難易度はアマチュア、ノーマル、マッド、サイコの4つ用意されており、 マッドの各ステージクリアと、サイコを通しでクリアにそれぞれトロフィーがある。 サイコはダメージを受けたら即死亡の名前通りサイコな難易度らしい…。 2016/12/27現在、いまだトロフィーの取得率は0.1%である。

良い点

  • Move2本を使った感覚的なガンアクション

とにかく撃ちまくるのは楽しい。

  • 3D音響が効果的

とくに狭い場所で360度の方向からどんどん敵が出てくるシーンで、 音で出てくる方向を確認して撃つといった体験が可能だったり、 後ろから忍び寄ってくる音がしたりといった「音」に着目したプレイができる。

  • 適度な1ステージの長さ

ホラー慣れしていない自分でもなんとか1ステージづつクリアできた。1日1~2ステージが限度だったが。

悪い点

  • ステージ7のボス

ネタバレはしないように話すのは難しいが、ホラーというよりはモンスター物である。 巨大な敵との戦闘はそれはそれで楽しいが、ホラーという意味ではやや拍子抜け。

  • ステージ5

敵が、今までの人型のゾンビなどではなく、とある虫がメイン。 生理的に受け付けない人は一定数いるのでは。

  • トラッキングがずれたときの再調整

ほぼすべてのゲームでOptionボタン長押しで現在位置を初期トラッキング位置にすることができるが、 このゲームでは挙動が異なって、いまいちわかりにくい。

まとめ

Moveを手に入れたらまずプレイしたい一本としてバットマンと双璧をなすこのゲーム。 筆者はノーマルから始め、一日1ステージで攻略し、マッドまで攻略するのにかなり長く楽しめた。 今だピンを探したりするのに起動している付き合いの長いソフト。 グラフィックを前作からの流用で済ませて値段も安いので、Move購入ならば 価格、ボリューム、ゲーム性すべてにおいてオススメである。

初見だとわかりにくいステージ3のボスの倒し方を簡単に解説しています。詰まったらどうぞ。 vrreport.hatenadiary.jp