PSVR 初音ミク VRフューチャーライブ(1st/2nd Stage) レビュー
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現在、初音ミクに関連するPSVRコンテンツはライブ鑑賞専用のFuture Liveのほかに、もともと音ゲーとして発売されており、ライブエディットモードがVR対応となったProject DIVA XHDがありますが、今回はFuture Liveをレビューしていきたいと思います。
(2016/12/17追記)
3rd stageが配信開始されました!3rdのレビューはこちら。
概要
- 販売形態: ダウンロードのみ
- 発売日:『1st stgate』2016/10/13 『2nd stage』 2016/11/10
- 価格:2,700円(1ステージ)/ 7,560円 (All Stage Pack)
- ジャンル:VRライブコンサート
- プレイヤー: 1人
- VR: 専用 CERO:B(12才以上対象)
- コントローラー:DUAL SHOCK 4/ Move1本
とにかく目の前にいる感がすごい!これに尽きる。あのミクが目の前で歌って踊っている。2次元に入りたい!といった夢を叶えてくれたと言える。また、VR空間でしかできないエフェクトなんかが盛沢山で未来のライブ!といった感じ。
自分はニコニコ全盛期の2007~2009あたりのボーカロイド達およびその曲しかあまり知らなくて、最近の曲はほとんど知らずボーカロイドから離れていたが、それでもかなり楽しめている。2日に1回は、ゲームを終えたあと1ステージ鑑賞してから寝るぐらい。
ライブの流れは?
コンソールとなるソフトを立ち上げるとまずステージを選択できる画面で、購入済みのステージを選択することになる。ここで購入済みの1st stageか2nd stageを選択してスタート。ここでDS4かMoveかも選択。個人的にはMoveの方がサイリウムを振っている感じがでて好きなのでMoveがオススメ。なくてもプレイに支障はないですが。Moveを選択するとサイリウムを振る動作はMoveになりますが、その他の操作はDS4でもできるので視点変更なんかの操作はDS4でやる方がやりやすいかも。 ステージが始まるとまず1曲目を2曲のうちから選択することになる。
視線で選択してコントローラーを振って選択。曲が始まると視点をいくつかのポイントからきりかえて選ぶことができるようなる。 オススメなのは所謂1列目席視点とステージ上の視点。1列目席は左右にサイリウムを振っているモブがいて、その動きに合わせて一緒に振るのは楽しい!
ただしステージ上のボーカロイド達は解像度の問題で若干ボヤっとする。ステージ上に視点を変更すると上の画像のようにまさに目の前でみられ、くっきりはっきりし、表情の変化なんかもよくわかる。
個人的にオススメなのは、2nd stage1曲目は初音ミクに加え鏡音リンレンの3人でのステージになるのだが、そのステージでステージ上の手前から2番目の視点に設定すると、ステージ手前でパフォーマンスをしている3人の奥にいくことになり背後に3人がいる。そこで後ろを振り返ると、3人と同じステージに立ってパフォーマンスしているように感じるのだ!
ミクを先頭に左右にリンレンで自分が後ろのダイヤモンド型のフォーメーションのようになり、一緒にステージに立ってる感覚を味わえる。
話は逸れたが、曲中は任意に視点を変更し鑑賞するのがメインでゲーム性はほぼ無いと言ってよい。曲中に下の画像のように指示が出るので、そのタイミングでコントローラーを振ったり、場合によっては声だしをすることでライブが盛り上がり、エフェクトが追加されたり、衣装(ゲーム中ではモジュールと呼ばれている)が変わったりする。この盛り上げ指示は設定で表示しないようにすることも可能。だいたい常にMoveを振っているので、自分はもう消してしまっていている。
モジュールは1曲につき1個設定されており、デフォルトの衣装から曲の途中で変化するほか、1ステージ鑑賞で選んだ3曲のどれか1つ(あるいは曲に紐づけられていないモジュール)を鑑賞後に手に入れることができ、手に入れた後は該当曲のはじめからそのモジュールになるように選択することも可能。自分は曲の途中で葉や着替えのように衣装が変化するのが楽しいので設定しないが。 また、3曲の演目のあと、その3曲が十分盛り上がっているとアンコールに突入する。アンコールでは手に入れているモジュール6個と初期モジュールの中から選択した状態で歌ってもらうことができる。(6個以上モジュールを手に入れている場合は手に入れている物の中からランダムで6個選ばれる)
ステージは今までのライブ会場から離れ、2人だけの空間になる。ライブ会場での鑑賞も熱いが、このプライベートライブも特別感があってなかなかいい感じ。
以上が1ステージの流れだ。
曲目
1st Stage
1曲目
- 恋愛裁判 (40mP) ー初音ミクー
- 1/6 -out of the gravity- (ぼーかりおどP(noa))2 ー初音ミクー
2曲目
- Satisfaction (livetune) ー初音ミクー
- Weekender Girl (kz(livetune) × 八王子P) ー初音ミクー
3曲目
- 39 (DECO*27/ sasakure. UK) ー初音ミクー
- キュート・メドレー ~アイドル サウンズ (Mitchine M) ー初音ミクー
アンコール
- 愛の詩 (ラマーズP) ー初音ミクー
2nd Stage
1曲目
- shake it! (emon) ー初音ミク・鏡音リン・鏡音レンー
- カオス・メドレー ~ギガリミックス~ (ギガP/れをる・みきとP) ー初音ミク・鏡音リン・鏡音レンー
2曲目
- Hello, Worker (KEI) ー巡音ルカー
- キャットフード (doriko) ー初音ミクー
3曲目
- Tell Your World (livetune) ー初音ミクー
- タイムマシン (1640mP(164×40mP)) ー初音ミクー
アンコール
- LOL -lots of laugh- (mikumix)
一押しの曲
自分のお気に入りは1st stageのキュートメドレーと2nd StageのShake it!。 キュートメドレーはニコニコ的な文字による効果が楽しい。空中にカラフルな文字が次々と飛び出してくる。VRライブならではといった感じ。
他の曲でも、後方に巨大なミクの投影が現れたり、頭上から星がふってきたりと楽しい。
ただし2曲目では空中に浮かぶ足場に乗って会場を巡る演出があるのだが、その場にいるとミクが遠いし、視点変更で追っかけていくのは大変だし後方の視点になると音が遠くなり迫力がなくなるのであまりいらなかったかな、少なくとも2nd stageでは別の演出に変えて欲しかったというのはある。
Shake it!は上で述べたようにステージ上で一緒に踊るのが楽しい。とてもじゃないが人に見せられない姿だが。
まとめ
とにかく、初音ミク自体に抵抗感がある場合やゲーム性のあるもの以外求めていない場合でなければ、かなりオススメのタイトルだと言える。VR空間でのバーチャルアイドルの可能性を示してくれていると思う。
不満な点はなくはない。ライブ会場がずっと一緒だったり、先に述べた会場を巡る演出だったりだ。2ndステージでは1stからさらに新しい演出で楽しませてくれることを期待したが、ライブの演出自体に目新しさはなかった。それを抜きにしても買って損はないと思う。
幸い体験版があるのでそちらをプレイしてみて欲しい。