PSVRフリークブログ

PSVRをきっかけにCS機のゲームに戻ってきたなんちゃってゲーマーがPSVRに関する気になる情報やプレイしたレビューなどを発信します。

PSVR 初音ミク VR Future Live -3rd stage- レビュー

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現在、初音ミクに関連するPSVRコンテンツはライブ鑑賞専用のFuture Liveのほかに、 もともと音ゲーとして発売されており、ライブエディットモードがVR対応となったProject DIVA XHDがあるが、 今回は2016/12/15に配信開始となったFuture Liveの第3弾をレビューしていきたい。

1st stage, 2nd stageのレビューはこちら。全体の流れなどはこちらでレビューしています。

vrreport.hatenadiary.jp

1stでは初音ミクだけ、2ndでは初音ミクに加え、巡音ルカと鏡音リンレンが追加されたが、 3rdでは更にKAITO,MEIKOが加えられ、(ちょっと特殊なガクポを除けば)ボーカロイドファミリー勢ぞろいで、 メドレーでは6人でのステージもあり圧巻。この記事では3rdならではの箇所をレビューしていく。

概要

  • 販売形態: ダウンロードのみ
  • 日本販売:あり
  • 発売日:2016/11/10
  • 価格:2,700円/1st・2nd・3rdのセットで7000円
  • ジャンル:VRライブコンサート
  • プレイヤー: 1人
  • VR: 専用 CERO:B(12才以上対象)
  • コントローラー:DUAL SHOCK 4/ Move1本

ゲームシステム

まず3rdを購入すると、1st,2ndを購入していた場合は同じソフト内にステージ選択といった形で追加される。 そこから選択する形で3rd stageを視聴する。

手に入れたモジュール(衣装)は3ステージ共通。別のステージで手に入れたモジュールを他のステージのアンコールで選択できる。 モジュール数増に対して6モジュールしか選択候補に出てこないため、望みのモジュールが出てこないという問題はある。

曲目

1曲目
  • ラズベリー*モンスター (HoneyWorks) ー初音ミクー
  • Amazing Dolce (ひとしずく×やま△) ーMEIKO・鏡音リンレンー
2曲目
  • Sweet Devil (八王子P) ー初音ミクー
  • erase or zero (クリスタルP) ー鏡音レン・KAITOー
3曲目
  • はじまりのメドレー ~プライマリーカラーズ~ (OSTER project) ー初音ミク・鏡音リンレン・巡音ルカ・KAITO・MEIKOー
  • 罪の名前 (ryo (supercell)) ー初音ミクー
アンコール
  • ハジメテノオト (malo) ー初音ミクー

グラフィック

※筆者は基本的にPlayStation4 Proでプレイしています。Normal/slimとの違いは人により感じ方が異なります。

1st,2ndと同様、プレイステーション4 Pro でプレイすると、90fps モードに対応し、3D描画の映像品質が強化されるということ。 実際、1st, 2ndをスリムとproでプレイすると、解像度やテクスチャなどは変化がないものの、激しい動きで描写落ちのようにとびとびに感じていた箇所が、 ぬるぬるとスムーズに見えるようになった。 この違いはかなり大きく、実在感がかなり上がったと感じた。

また、はじまりのメドレーでは6人でのフォーメーションが目まぐるしく変わる動きのあるステージだが、 人数が増えても動きに違和感は特に感じなかった。

新たな演出

1st, 2ndに対して、新たな演出を挙げる。

6人でのステージ(はじまりのメドレー)

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なんといっても今回の一番の目玉はコレ。勢ぞろいでの大団円としてのステージ。 ミクを中心にして6人が様々なフォーメーションに動き回り、 それぞれそろった動きをしたり、それぞれ別々の動きをしたり。 全体を俯瞰してみたり、ひとりひとりに注目して見たりと繰り返し見たくなる。

大道具・小道具を用いた演出 (Amazing Dolce)

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ステージ上には木と鍋、テーブルが現れる。 MEIKOと鏡音リンレンの3人のステージとなるが、3人がそれぞれ、本を持ったりケーキを食べたりとまるでミュージカルを見ているよう。

ステージ上の4角に現れる4体ホログラム (Sweet Devil)

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1stから相変わらず2曲目に入っている円盤に乗って客席を巡る演出だが、 その間に、4体のミクのホログラムがステージに現れる。 これもVRでのライブならではの演出だと感じた。 できればステージにいない間のステージ演出ではなく、ステージ本体とのコラボも見たかったところである。

個人的に良かった点

  • 言わずもがな、はじまりのメドレーでの大団円。新たな演出に記述。

  • アンコールにハジメテノオトの曲構成。 歌詞と合わせて、最後にこの曲っていうメッセージ性がいい。 またこの曲の振付も、ゆっくりたおやかなパートとステップが軽やかなパートの緩急が良く気に入った点である。

  • 3rdで追加されたモジュール。曲毎のモジュール・曲に紐づけられていないモジュール全体としてクオリティが高かった。 とくに曲に紐づけられていないおまけのモジュールが筆者のお気に入り。

悪い点・追加してほしい点

  • 相変わらずの2曲目の客席を巡る演出。2nd,3rdでは特に目新しさもなく、視点変更で追いかけるのも面倒。 追いかけるとステージから離れて音が遠くなるのも問題。

  • 1st,2nd,3rd通して、3曲(アンコールを含めると4曲)通しでしか視聴できない点。 アンコールや3曲目のステージを視聴したい場合も1,2曲目を見ないと見れない。 10回視聴のトロフィーを取得後とかでもいいので、1曲視聴やライブのセットリストエディットモードが欲しかった。

  • ミクが出演しないステージでのモジュールはアンコールで選択できない点。 せっかくのモジュールなので、ミクの体形にアレンジして着れるようにして欲しい。

  • ステージが1stから変わらない点。コンサート会場は演出などが色々楽しいのでいいが、アンコールのステージはXHDのステージをそのまま持ってくるのでもいいので、変化が欲しかった。

まとめ

ついに3ステージすべてが終わってしまい、配信は待ち遠しかったのでてうれしい半面、寂しい。 とくに3曲目に入る前のセリフやアンコール後の一言などうるっと来てしまう。 VRとミクは非常に相性がいいと感じたので、これからのVRでの活躍も期待したい。