PSVRフリークブログ

PSVRをきっかけにCS機のゲームに戻ってきたなんちゃってゲーマーがPSVRに関する気になる情報やプレイしたレビューなどを発信します。

PSVR Tethered レビュー

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下記はトレイラー動画です。

www.youtube.com

また、チュートリアルパートを動画配信しましたので、よろしければまずはご覧ください。

www.youtube.com

 か、かわいい!そして可愛さに反して難しい!!そんなPSVR専用のRTSゲームです。

概要

販売形態: ダウンロードのみ

日本販売:なし→販売開始

日本語対応:あり(日本ストアではなぜか(English)の表記があるが日本語対応です。)

発売日:2016/10/13

価格:$24.99

ジャンル:リアルタイムストラテジー

プレイヤー: 1人

VR: 専用 CERO:B(12才以上対象)

コントローラー:DUAL SHOCK 4

 

日本語化は?

まずまだ日本ストアで発売していないので、大事なのは日本語対応の有無。

チュートリアルプレイの動画を見て貰えばわかるとおり、このソフトはなんとテキストはすべて日本語化されています。しかもかなり自然な日本語。

音声は英語のままですが、スタート時の天の声が入っている以外基本的に音声は入っていません。というわけで、日本ストアにまだ来ていないですが、全く問題なくプレイできます。

ゲームシステム

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 某ラ○ュタのような浮島が舞台。話によるとデザインはジブリ作品に影響を受けているそう。

 

そんな浮島にはピープスという猫のようなネズミのような不思議な生き物が生息しています。そんなピープスたちに指示をあたえて、村を発展させていく。

その指示を与える方法がVRならでは!タイトルの「Tethered」ですが英語で「つなぐ」という意味。そのタイトルが示す通り、動作をさせる対象を視界の中心にとらえて×ボタンでロック、そのままホールドすると青い光る線が伸びていく。線を伸ばしながら動作対象までつなげてホールドを解除。そうすることで2つが線で繋がり動作を行わせる指示ができる。

 村には最初からキノコの生えるところ、林、石切り場、鉱床があり、これらに線をつなげることで食料や各種素材が手に入る。それらの素材を使って空き地に食料が手に入るフィールドや兵舎、工場などを立て、発展させていく。

空には時々天候が発生して、この天候も操作できる。ピープス達につなげて例えば傷をいやしたり、枯れた石切り場を復活させたり。またフィールドにある川を凍らせて渡れるようにしたり、枯れた葉っぱに雨を降らせると潤って橋になったりといったフィールドギミックに用いたりもする。

 また夜にはナメクジのようなモンスターが押し寄せてきて襲ってくる。ピープスたちとモンスターが地下づくと勝手に交戦に入る。

職業の概念もあって、戦士に転職したピープス達や、工場や兵舎によって武器防具を強化したピープス達をけしかけたり。

フィールドにたまに現れるクリスタルをピープスに指示を与えてもってこさせたり、敵を倒したりすると生まれる青い光の玉。そもそも、このスピリットエネルギーという光る玉を集めるのが目的。ステージに設定された値だけエネルギーを集めればステージクリアとなる。

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この手のソフトを体験するまでは、1人称視点が主流になるのかな?それ以外は没入感が低いのかな?と一般に思われていたと思うが、VRアニメーション作品の「allumette」やプレイルームのロボットレスキューでわかるとおり、3人称視点や神視点でも素晴らしい体験ができる。この作品も神視点のRTSとして高いクオリティーの体験が可能だ。

グラフィックの見た目から、雰囲気重視のまったりゲーのように見えるが、RTSとしてもかなり歯ごたえがあり、ピープス達の数が増えてくると、暇を出さないように指示を与えていくのはかなり忙しい。ピープス達は長時間指示を与えず暇にさせると人(猫)生?に絶望してしまう。そうならないように次々線でつないでいこう。

操作

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上記のように視線とコントローラの×ボタンで対象を線でつないでいくのが基本。他に、生じたエネルギーを□長押しで掃除機のように吸い取ったり、△でピープスや素材の状況を見たりといった程度で、単純ではある。

線をつなげるのにつなげたい対象両方を物の影に隠れず選択できる視点に移動したりといった操作感にやや煩わしさは感じるものの、VRならではの動作を利用した操作が楽しい。

グラフィック

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テクスチャバリバリの高グラフィック!というわけではないが、グラフィックは普通にいい。ぼやけなんかもない。またフィールドの外には他の浮島や雲海が広がっていてかなり綺麗。PSVRロンチの初日に体験したせいもあるが、初めてプレイしたときはかなり感動した。遠方の空や雲も2D360動画のような荒さや「ドーム状の壁に張ってある背景」のような違和感はなく気持ちのよい広がりを感じさせる。

ボリューム

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自分のプレイ実績として、初回クリア時の1ステージのクリア時間はおよそ30~45分程度で、何ステージかは夜のうちに敵にやられすぎて全滅一歩手前でジリ貧だったため、初めから何回かやり直したりしている。

ステージは全13ステージあるため、正確な時間は計測していないが、クリアまでに12時間程度はかかっていると思う。RTSに慣れたプレイヤーも初回プレイで8時間を切るのは難しいのでは?と思う。

また、クリア時に4つの項目の評価があり、トロフィー取得にかかわっているためトロフィーをとるためには繰り返しのプレイが必要な難易度だ。

クリアタイムはステージ毎のベストタイムが記録され、ネットワークにつながっていっればワールドランキング表示される。

1位は筆者の半分以下の時間でクリアしているステージもあり、どんだけ効率的に働かせたらそんなに早くクリアできるのか見てみたいぐらいである。そんなわけで、タイムアタックとして繰り返し遊ぶこともできる。

良い点

  • 良いグラフィックと世界観、かわいいキャラクター達
  • 職業や、機能をもった建物の建設の効率的な配置、天候を何に使うかの選択など楽しいゲーム性
  • タイムアタックでのランキング

悪い点

  • ゲーム性と裏表一体になるが、ステージ後半、特に敵の出てくる夜がとにかく忙しい。視線で操作するというプレイも合わせて結構疲れる。
  • 1ステージ30~40くらいと割と長め。ステージ途中でのセーブは無い。
  • 地形と、変更できる視点の組み合わせによって非常に見通しが悪いところがあったりする。とくにオブジェクトが重なっていると選択しずらい。
  • 建物なんかの効果がわかりにくく、詳しい説明もないため、フィーリングでやってるとタイムアタックでは限界がある。日本語の攻略サイト等もないため極めるなら自分で解析していく気概が必要。

まとめ

色々書いたが、VRとしての体験としても、ゲームとしての楽しさとしても、おすすめの1本なのは間違いがない。是非、素晴らしい世界観の中にはいってかわいいキャラに癒され、島の運営にぐったりしよう!(笑)

 

攻略情報はこちら 

vrreport.hatenadiary.jp